2024/05/01

新世界のジャズ喫茶の出演者

新世界のジャズ喫茶の出演者としては次のような人がいたということである。 
坂本九 
東京マンボオーケストラ 
ジョージ川口とビッグフォー 
渡辺貞夫 
ささきいさお 
バッキー白片 
ジェリー藤尾 
森山加代子 
尾藤イサオ 
井上ひろし 
中尾ミエ 
ダニー飯田とパラダイスキング 

まだ、母の記憶が確かなうちに聞いておいて書き留めておきたいと思う。何かの資料になるかもしれないので。さまざまなジャンルのアーティストがいて、今の目から見ると「百花繚乱」といった感じがするが、当時は「ジャズ」という語で一括りにされていたのかもしれない。とある音楽仲間の年配の人が「ジャズ=洋楽」という感じだった、と仰っていたことが思い出される。


2024/03/12

ぼたんのテーマ

先日、NHKのBSで『男はつらいよ 夕焼け小焼け』を放映していた。特筆するべきは宇野重吉や岡田嘉子など大物が登場したこと、宇野重吉と寺尾聰の親子が同じ画面に写っていることなどだろうが、私の「推し」は古本屋の主人役の大滝秀治。宇野重吉演ずる池ノ内青観曰く「目玉のギョロッとした海坊主」。この古本屋のおやじと寅さんのやり取りが秀逸。 ヒロインの太地喜和子は播州龍野で「ぼたん」という名前の芸者をしている。寅さんと意気投合したぼたんは宴会では、マヒナスターズのヒット曲『お座敷小唄』を放吟する。作者不詳のこの曲は『サザエさん』でもネタにされている。いつか聖地巡礼で播州龍野を訪れたい。

2022/01/29

新世界の音楽喫茶

 三島由紀夫の「百万円煎餅」は、今はもうない浅草の「新世界」という娯楽施設を舞台とする短編小説である。新世界はローラースケート場、音楽喫茶、キャバレー、温泉など様々な遊技場から構成されていた。その二階には音楽喫茶があり、バンドや歌手などが毎日出演していた。私の母は、当時この新世界で経理の仕事をしていて、仕事の後に多くのバンドの生演奏を楽しんでいたらしい。渡辺貞夫、森山加代子、ジョージ川口、東京マンボオーケストラなどの演奏を毎日、無料で聞くことができたというのだから、実にすばらしい話である。「ナベサダが売れなくてねー」が母の口癖で、当時まだ売れない頃の渡辺貞夫のサインも持っていた。

      
「百万円煎餅」は『花ざかりの森・憂国』(新潮文庫)に収録されていて、何十年も前に読んでいるはずだが、まったく記憶に残っていない。「憂国」の一つ前に配置されていて、不覚にもスルーした可能性はある。なお、「百万円煎餅」では件の音楽喫茶が後半に出てくるので、当時の音楽喫茶、さらに新世界という娯楽施設の雰囲気をあじわうことができる。

先ほど述べたように「新世界」には音楽喫茶以外のお店が多数存在していたことも興味深いし、また建物自体にも不思議な魅力があるので、建築関係のブログでまとまったことを書いてみたいと思う。


2021/12/28

Shuckin’ the Corn

 

現在、コロナの感染者数がじわりと増加しています。今後ライブができるかどうかわかりません。そこで、過去(2015年)の演奏をのせておきます。曲はFlatt & Scruggsのインスト"Shuckin' the Corn"。ドライブ感がたまりません。演奏していても楽しいです。

2021/10/20

Home Sweet Home