用語集および参考文献


[A] [B] [C] [D] [E]
[F] [G] [H] [I] [J]
[K] [L] [M] [N] [O]
[P] [Q] [R] [S] [T]
[U] [V] [W] [X] [Y]

[A]


aeolian mode:

音の幅で言うと「全半全全半全全」となる。Cdur(ハ長調)の第6音の「ラ」からはじめて「ラ」で終わる音階。いわゆる「自然的短調natural minor」と同じ音階。


Adcock, Eddie:

エディ・アドコックは、1938年6月21日、ヴァージニア州、スコッツビルに生まれる。1953年に、ヴァージニア州Crewe市のラジオ局でレギュラーの番組をもっていたSmokey Graves & His Blue Star Boysに参加し、5弦バンジョー奏者としてプロの音楽活動をはじめる。このバンドへの参加をきっかけとして、Mac WisemanやBill Harrell Buzz Busbyなどのミュージシャンと仕事をするようになる。1957年、ビル・モンローがさそって、The Blue Grass Boysに参加する。その後、彼を雇うのに十分なお金が入ってこなくなったため、彼はこのバンドを去ることになる。彼は再び、音楽以外の仕事をして生計をたてるようになるが、それほど長い期間ではなかった。板金工として働いた後、Jim Cox, John Duffey, Charlie Wallerに誘われて新しいバンドに加入する。これがカントリー・ジェントルマンである。

Allman, Duane

(1946.11.20-1971.10.29):
ロックの代表的なギタリストの一人で、スライドギターの名手。

Atkins, Chet:

Chet Atkins(1924.6.20-2001.6.30)はいうまでもなくカントリーギターの巨人である。ルーツは、Marle Travisのギャロッピングギター、Les Paul、そしてジプシーギターのジャンゴと言われている。プレスリーの録音にも参加している。

Auldridge, Mike:

(1938.10.30--, Washington, D.C.[1])ドブロ演奏家の第一人者。セルダム・シーンにおいて主に活動し、ブルーグラスとジャズやフォーク、ロックとの融合を図る。13歳のときにギターを始める。最も影響されたドブロ奏者はジョシュ・グレイヴズである。メリーランド大学を1967年に卒業し、商業芸術の会社でグラフィックアーティストとして働き1976年になってはじめてフルタイムで音楽を仕事とするようになる。現在、Darren Beachley and The Legends of the Potomac bluegrass bandとともに活動している。かつて一緒に活動したバンドとしては、the New Shades of Grass, The Seldom Scene, Chesapeake, The Good Deale Bluegrass Band, John Starling and Carolina Starなどがある。またLyle LovettとEmmylou Harrisのツアーメンバーである。Beard Guitarsと共同で8弦ドブロなどの開発に携わっている。



Auto Harp:


弦楽器の一種。36本あるいは37本の弦から構成される。コードバーを押さえることにより和音を出すことができる。ハープというよりはチターに近い楽器かもしれない。演奏家としてはMaybelle Carterが有名。

[B]



Baker, Kenny:

(June 26, 1926--)ブルーグラスの代表的なフィドラー。ケンタッキー州生まれ。父も祖父もフィドラーであり、8歳からフィドルをはじめる。兵役に服した後、ケンタッキー州に戻り、鉱山で働きながら、地元のダンスバンドとしてフィドル演奏をする。カントリー歌手の1953年にDon Gibsonにスカウトされ、彼のバンド、WNOXに加入。

Ball, Kenny:

Bll, Kenny: 「ワシントン広場の夜はふけてWashington Square」で有名なKenny Ball and his JazzmenはLonnie Doneganによって見出され、Pye Recordと契約し、大ヒットする。「ワシントン」ではバンジョーがメロディを奏で、このスタイルは"Folk Dixie"と呼ばれた。


ballad:

英国の伝承歌。物語性を強く持ち、作者や成立年代は不明であることが多い。バラッドの語源はラテン語の「踊る」を意味する"ballare"に由来すると言われている。15世紀まではキャロルcaroleと呼ばれるリングダンスの伴奏歌だった。バラッドは基本的に4行詩であり、4行で一つのまとまり(連)をなし、これを「スタンザ」と言う。2行目と4行目はリフレインで、繰り返しのフレーズがあてられ、すべてのスタンザで同じことが歌われる。例えば、Simon & Garfunkelで有名になってしまった"Scarborough Fair"では、2行目で「パセリ、ローズマリー、タイム」と歌われ、すべてのスタンザに登場する。また、各スタンザにおける4行目では"She once was a true of mine"と歌われる。キャロルにはリーダー格の歌い手が一人いて、1行目と3行目を歌い、残りのダンサーが2行目と4行目を歌う。だから、キャロルを起源とするバラッドは、多くの民衆音楽に見られるcall and responseの形式をもっていると言ってよいだろう。16世紀になるとバラッドは、ブロードサイドbroadsideと呼ばれる当時の新聞のような情報誌を宣伝するために利用されるようになる。ブロードサイドの売り手は、チャップマンchapmanと呼ばれ、彼らはブロードサイドに掲載されているニュースの内容を歌詞にして歌い歩き、宣伝したのである。このようなバラッドはオールドバラッドと区別し、とくに「ブロードサイドバラッド」と呼ばれている。

Banjo:

リュート属撥弦楽器。円形の胴に皮膜を張り、長い棹を取り付けたもので、西アフリカの人々がアメリカ大陸につれてこられた際に持ち込まれた楽器がもとになっている。今日では、皮膜にプラスチックを用いており、膜の張力を調節するためにスネア・ドラムのような金具がついている。胴の裏には板を張ったものと張っていないものがある。後者のタイプはとくに「オープンバック」と呼ばれ、オールドタイムの音楽でよく使用される。弦はスチールが主流だが、ガット(羊腸)やナイロンのものもある。初期のバンジョーはガット弦だったと言われている。一般的には5弦のものが多いが、4弦の「テナー・バンジョー」と呼ばれるバンジョーもある。テナー・バンジョーはディキシーランド・ジャズやアイルランド音楽で使用されることが多い。5弦バンジョーの一本は棹の途中までの短い弦が張られている。多くの場合、金属製のフレットが取り付けてあるが、初期のバンジョーはフレットレスであった。駒は皮膜状である。弾き方は、指、フィンガーピック、フラットピックの三種類がある。オープンバック・バンジョーは指で、5弦バンジョーはフィンガーピックで、テナーバンジョーはフラットピックで弾くことが多い。

Bishop, Henry Rowley(1786.11.18--1855.4.30):

イングランドの作曲家。舞台音楽の専門家で現在ではほとんど忘れられているが、 日本では唱歌「埴生の宿」の作曲者としてかろうじて記憶されている。

Bluegrass:


Bluegrassはおよそ1940年代に成立したと考えられている。狭い意味ではBillMonroeがはじめた音楽のことを指す。Countryと似ているが、カントリーと異なり、使用する楽器がアコースティックに限られるという点に特徴がある。

Blake, Norman:

(1938.3.10~)
Norman Blakeはドブロ、ギター、フィドル、マンドリンなどをこなすマルチプレーヤーである。ジョニー・キャッシュのバンドで頭角を表す。

1972 BACK HOME IN SULPHUR SPRINGS
1974 GOING PLACES
1974 THE FIELDS OF NOVEMBER
1975 OLD AND NEW
1975 HDS SESSIONS - NORMAN BLAKE / TUT TAYLOR / SAM BUSH  / BUTCH ROBINS / VASSAR CLEMENTS / DAVID HOLLAND
1976 LIVE AT McCABE'S
1976 WHISKEY BEFORE BREAKFAST
1977 BLACKBERRY BLOSSOM
1978 DIRECTIONS
1979 THE RISING FAWN STRING ENSEMBLE
1981 FULL MOON ON THE FARM - NORMAN BLAKE & The RISING FAWN STRING ENSEMBLE
1982 ORIGINAL UNDERGROUND MUSIC FROM THE MYSTERIOUS SOUTH
1984 NASHVILLE BLUES
1985 LIGHTHOUSE ON THE SHORE
1986 NORMAN & NANCY BLAKE
1987 BLACK & RICE - NORMAN BLAKE & TONY RICE
1987 SLOW TRAIN THROUGH GEORGIA
1987 NATASHA'S WALTZ - NORMAN & NANCY BLAKE
1988 BLIND DOG - NORMAN & NANCY BLAKE
1990 NORMAN BLAKE & TONY RICE 2
1992 JUST GIMME SOMETHIN' I'M USED TO - NORMAN & NANCY BLAKE
1992 THE FIELDS OF NOVEMBER / OLD AND NEW
1994 WHILE PASSING ALONG THIS WAY - NORMAN & NANCY BLAKE
1996 THE HOBO'S LAST RIDE - NORMAN & NANCY BLAKE
1998 CHATTANOOGA SUGAR BABE
1999 BE READY BOYS - APPALACHIA TO ABILENE - NORMAN BLAKE & RICH O'BRIEN
1999 FAR AWAY, DOWN ON A GEORGIA FARM
2001 FLOWER FROM THE FIELDS OF ALABAMA
2002 MEETING ON SOUTHERN SOIL - NORMAN BLAKE & PETER OSTROUSHKO
2002 OLD TIES
2004 THE MORNING GLORY RAMBLERS - NORMAN & NANCY BLAKE
2006 BACK HOME IN SULPHUR SPRINGS - NORMAN & NANCY BLAKE
2007 SHACKTOWN ROAD - NORMAN BLAKE, NANCY BLAKE, TUT TAYLOR
2009 RISING FAWN GATHERING
2009 SLEEPY EYED JOE



Burch, Curtis:

() ブルーグラスの代表的ドブロ奏者の一人。

Bush, Sam

(1952.4.13--) :
ブルーグラスの代表的マンドリン奏者の一人。ニューグラススタイルを創った。


Byrds, The:

西海岸ロスからフォークロックを看板にしてByrdsは登場した。Dylanの"Mr. Tambourine Man"のカバーで人気が出る。Rodger McGinnのRickenbackerの12弦ギターが印象的な曲である。後期は、Clarence WhiteやGene Clarkなどが加入しカントリーロック色を強めていく。Lauwell George率いるLittle FeatはByrdsの弟バンドといえよう。



[C]


Cajun:

ルイジアナ州のケイジャン(フランス系移民)による音楽。使用楽器はアコーディオン、フィドル、スプーンズ、トライアングルなど。

Carlisle, Cliff:


Carter Familiy, The:

Hard times(不況時代)において全米で人気者になったCarterFamilyはトラディショナルソング、ゴスペルを独特のハーモニーで歌い上げたバンドである。所謂「カーターファミリーピッキング」の由来になった人たちである。またオートハープを使用するバンドでもあった。


Carthy, Martin:

(1941.5.21-)
ブリティッシュフォークの代表的ギタリスト。Bob DylanやPaul Simonに多大な影響を与えたことは有名。

Chieftains, the:


Child, Francis James:

(1825--1896)
ボストンに生まれたチャイルドは、英国バラッドの研究のため渡英し、その成果として最も信頼のおけるバラッド集"English & Scottish Popular Ballads"を編纂している。


Cleveland Style:

シカゴやクリーブランド周辺は、スロベニア、ポーランド、チェコ、ドイツなどの移民が多く、ポルカやワルツが盛んだった。

claw hammer banjo:


Cooder, Ry:

ロックの代表的なギタリストの一人で、スライドギターの名手。ギターの変則チューニングについては博物学的な知識をもつと言われている。代表作としては次のようなものがある。

Ry Cooder (December 1970)
Into the Purple Valley (February 1972)
Boomer's Story (November 1972)
Paradise and Lunch (May 1974)
Chicken Skin Music (October 1976)
Showtime (August 1977)
Jazz (June 1978)
Bop Till You Drop (August 1979)
Borderline (October 1980)
The Slide Area (April 1982)
Get Rhythm (November 1987)
Chávez Ravine (May 2005)
My Name Is Buddy (March 2007)
I, Flathead (June 2008)
Pull Up Some Dust and Sit Down (August 2011)

なお、愛用ギターとして、日本のTeisco社のエレキギターを所有しているとか。

Country:


鈴木カツ氏によると、Country Musicのはじまりはおよそ、1920年代だということである。この頃、トラディショナルの曲を職業的ミュージシャンがレコードに録音をはじめ商売として成立するようになった。ただし、当時は"Old Time","Hillbily","Hillbily & Western"などと呼ばれていた。やがて、60年代になると、"Country & Western"と呼ばれるようになる。だが、この名称は、西部劇の主題歌および挿入歌だけを指すような印象を与え、本来のCountry Musicとはやや意味がずれてしまうという点が音楽関係化者の間で問題になった。そのため、60年代後半からは"Country"という言葉が定着するようになった。

Country Gentleman, The:


1950年代後半頭角を表したモダンブルーグラスバンド。来日もしており、日本でも人気が高い。

1959 TRAVELING DOBRO BLUES
1960 COUNTRY SONGS OLD AND NEW
1961 THE COUNTRY GENTLEMEN SING AND PLAY FOLK SONGS AND BLUEGRASS
1962 BLUEGRASS AT CARNEGIE HALL WITH THE COUNTRY GENTLEMEN
1962 COUNTRY GENTLEMEN
1963 THE COUNTRY GENTLEMEN ON THE ROAD
1963 FOLK SESSION INSIDE
1963 HOOTENANNY - A BLUEGRASS SPECIAL - (John DUFFY & The COUNTRY GENTLEMEN)
1966 BRINGING MARY HOME
1967 THE COUNTRY GENTLEMEN SINGS BLUEGRASS - LIVE FROM STAGE OF THE ROANOKE FESTIVAL
1968 THE TRAVELER
1969 THE COUNTRY GENTLEMEN PLAY IT LIKE IT IS
196? BLUEGRASS COUNTRY
1970 NEW LOOK, NEW SOUND
1970 THE BEST OF THE EARLY COUNTRY GENTLEMEN
1971 ONE WIDE RIVER TO CROSS
1971 SOUND OFF
1971 DUFFEY - WALLER - ADCOCK & GRAY 
1972 THE AWARD WINNING COUNTRY GENTLEMEN
1972 THE COUNTRY GENTLEMEN FEATURING RICKY SKAGGS ON THE FIDDLE
1973 GOING BACK TO THE BLUE RIDGE MOUNTAINS
1973 THE COUNTRY GENTLEMEN
1973 YESTERDAY & TODAY VOL. 1
1973 YESTERDAY & TODAY VOL. 2
1974 YESTERDAY & TODAY VOL. 3
1974 REMEMBRANCES & FORECASTS
1975 THE COUNTRY GENTLEMEN LIVE IN JAPAN
1976 JOE'S LAST TRAIN
1978 CALLING MY CHILDREN HOME
1980 SIT DOWN YOUNG STRANGER
1980 25 YEARS
1981 RIVER BOTTOM
1983 GOOD AS GOLD ! 
1987 THE COUNTRY GENTLEMEN FEATURING RICKY SKAGGS
1989 CLASSIC COUNTRY GENTS REUNION
1990 NASHVILLE JAIL
1991 LET THE LIGHT SHINE DOWN
1992 NEW HORIZON - (Charlie WALLER & The COUNTRY GENTLEMEN)
1994 RETURN ENGAGEMENT
1994 THE SINGER & THE SONGTER - (Charlie WALLER / Randall HYLTON)
1995 SOUVENIRS
1995 SUGAR HILL COLLECTION
1998 HIGH LONESOME - COMPLETE STARDAY RECORDINGS
1998 THE EARLY REBEL RECORDINGS 1962-1971 :
2001 CRYING IN THE CHAPEL
2002 THE COUNTRY GENTLEMEN ON THE ROAD (AND MORE)
2002 THE COMPLETE VANGUARD RECORDINGS
2002 45 YEARS OF MEMORIES - (Charlie WALLER & The COUNTRY GENTLEMEN)
2003 CAN'T YOU HEAR ME CALLING - EARLY CLASSICS 1963-1969
2004 FOLK SESSION INSIDE
2004 SONGS OF THE AMERICAN SPIRIT - (Charlie WALLER & The COUNTRY GENTLEMEN)
2007 GOING BACK TO THE BLUE RIDGE MOUNTAINS

[D]


Davis, Jesse Ed

(1944.9.21--1988.6.22):アメリカ合衆国オクラホマ州ノーマン生まれのロック・ギタリスト、シンガー。本名 Jesse Edwin Davis Ⅲ。コマンチ族の父とカイオワ族の母を持つ、生粋のインディアン。スライドギターの名手。



Dobro:

「ドブロdobro」は現在ギブソン社が保有している登録商標である。この商標はリゾネーターギターという特殊な設計のギターのために使用されるものである。ドブロはあくまでも固有名詞であって、一般名詞ではない。リゾネーターとは共鳴盤のことで、音を増幅させる機能をもつ金属性の装置である。
形状について言うと、リゾネーターギターには二種類ある。ネックが丸いものと四角いものである。いわゆるドブロと呼ばれるリゾネーターギターは四角いネック、スクウェアネックである。丸いラウンドネックはスライドギターに使われることが多い。(スライドギターを弾く人のすべてがリゾネータギターを弾くわけではない。例えば、ライ・クーダーは使用しない。)弦の本数は普通は6弦だが、7弦や8弦のタイプのものもある。
演奏方法については、スチールギターのように横において演奏する。そして、バーを弦にあてて音程を換える。弦をはじくには、右手にフィンガーピックをはめる。この奏法はバンジョーからの影響を受けている。Flatt & ScruggsのドブロイストのJosh Gravesがバンジョー奏者のScruggsといっしょにこの奏法を開発したと言われている。
ドブロ社は大変複雑な歴史を持っている。ドブロ社という名は、創設者であるドピエラ兄弟"Dopyera brothers"と、彼等の母国語であるスロバキア語で"good"を意味する"dobro"の両方の意味をもたせてつけられた。現在、ドブロ社は会社組織としては存在しない。前述のようにギブソン社がその登録商標を1993年に取得し、その限りで名前だけ存在している。また、ギブソン社の子会社であるHound Dog社もドブロギターを作っている。(Epiphone社もドブロを作っているかもしれない)ドブロという名称は、ギブソン社とその子会社の製品に制限されるべきなので、それ以外のメーカーのドブロギターを指して、The Instrument Formerly Known As Dobroを意味する"TIFKAD"と呼ぶ人もいると言われている。

Donegan, Lonnie

(29 April 1931 ? 3 November 2002[1]): スキッフルミュージシャン。英国のトップ30に20以上のヒット曲を送り込む。1960年代に有名になったミュージシャン、例えばビートルズなどに大きな影響を与える。本名はAnthony Doneganだったが、ブルースミュージシャンのLonnie Johnsonのファンである彼は、芸名としてLonnieを名乗るようになる。

dorian mode:

音の幅で言うと「全半全全全半全」となる。Cdur(ハ長調)の第二音の「レ」からはじめて「レ」で終わるような音階。代表曲としては、Miles Davisの"So, What!"など。

Douglas, Jerry:

(1956.5.28--) オハイオ州生まれ。
ドブロギター演奏家であり、レコードプロデューサー。レイ・チャールズ、ポール・サイモン・エルヴィス・コステロなど多くののレコーディングに参加している。また、The Whites, J. D. Crowe and the New South, the Country Gentlemenなどのグループのメンバーとしても活躍してきた。David Grismanのレコードに参加したり、Sam BushやBuddy Emmonsといっしょにブルースセッションしたりと、新感覚派(?)のブルーグラスでの仕事も目立つ。Alison Krauss、Jesse Winchester、the Nashville Bluegrass Bandなどをプロデュースしている。グラミー賞を12回もらっている。

[E]

Emmons, Buddy:


スティールギターの巨人の一人。足でチューニングを変化させることが可能な所謂「ペダルスティール」の名手。通常のスティールギターとは違いより複雑なコードを構成できるので、ジャズのようなテンションコードを含む複雑な構成の楽曲には向いていると言えよう。ポップスファンの人にはCarpentersの"Jambaraya"でのプレイが有名。彼の名を冠した"Emmons"ブランドのペダルスティールもある。(二年くらい前、銀座の山野楽器で目撃)

Even Dozen Jug Band, The:


60年代に活躍したジャグバンド。メンバーには、マリア・マルダー、ステファン・グロスマン、ジョン・セバスチャン、デヴィッド・グリスマン、スティーブ・カッツ、ジョシュア・リフキンなどがいた。エレクトラレコードにたった一枚だけレコードを残す。ジャグバンドのジャグJugとは、工業用のアルコール瓶をさし、演奏家はこの大きなジャグの口に唇を当て、チューバのような低音を出す。また、バンジョー、マンドリン、ギターなどを使用する点はブルーグラスと似ているが、ジャグ、カズー、洗濯板、バケツベースを使用する点に特徴がある。


Extension Nut:

日本語ではその形状から通称「への字金具」と呼ばれる。エレキギターに取り付けることによって、ラップスティールギターにするための器具。テレキャスター型のギターが適切らしい。またアコースティックギターにとりつけることによってドブロギターのように使用することもできる。ラップスティール用の弦やドブロ用の弦をはれば、弦圧がかなり高くなるので、ギター本体に対する負担は大きくなるので注意が必要である。どのくらいの弦圧に耐えられるかかがわからない場合はやめておいたほうが無難である。


[F]


Flatt and Scruggs:

もともとの名前はFoggy Mountain BoysだったFlatt and Scruggs。Scruggsは、すべてのバンジョーマンが憧れるプレーヤである。彼の奏法は現在でもスタンダードであり、彼の著書(正確に言うとBill Keithが書いたもの)はバンジョーマンのバイブルと言ってよいだろう。代表作"Foggy Mountain Breakdown"は映画「俺たちに明日はない」のテーマ曲となり、映画ファンにも知られている。Scruggsは70年代にScruggs Revueを結成して、カントリーロック色を強める。

1957 FOGGY MOUNTAIN JAMBOREE
1958 COUNTRY MUSIC
1959 LESTER FLATT AND EARL SCRUGGS WITH THE FOGGY MOUNTAIN BOYS
1960 SONGS OF GLORY
1960 FLATT AND SCRUGGS WITH THE FOGGY MOUNTAIN BOYS
1961 FOGGY MOUNTAIN BANJO
1961 SONGS OF THE FAMOUS CARTER FAMILY
1962 FOLK SONGS OF OUR LAND
1963 THE ORIGINAL SOUND OF FLATT & SCRUGGS
1963 THE BALLAD OF JED CLAMPETT
1963 FLATT & SCRUGGS AT CARNEGIE HALL
1964 RECORDED LIVE AT VANDERBILT UNIVERSITY
1964 THE FABULOUS SOUND OF LESTER FLATT & EARL SCRUGGS
1965 THE VERSATILE FLATT & SCRUGGS
1965 BEVERLY HILLBILLIES
1965 GREAT ORIGINAL RECORDINGS
1965 TOWN AND COUNTRY
1966 STARS OF THE GRAND OL' OPRY - (with JIM & JESSE)
1966 WHEN THE SAINTS GO MARCHING IN
1966 FLATT & SCRUGGS' GREATEST HITS
1966 SACRED SONGS
1967 STRICTLY INSTRUMENTAL - (with Doc WATSON)
1967  HEAR THE WHISTLE BLOW
1968  CHANGING TIMES
1968  THE STORY OF BONNIE AND CLYDE
1968  NASHVILLE AIRPLANE
1968 ORIGINAL THEME FROM BONNIE AND CLYDE
1968 THE ORIGINAL FOGGY MOUNTAIN BREAKDOWN
1968 SONGS TO CHERISH
1969 DETROIT CITY (COLUMBIA MUSICAL TREASURES)
1970  FINAL FLING
1970 20 ALL TIME GREAT RECORDINGS
1970  BREAKING OUT
1970  FOGGY MOUNTAIN CHIMES

Foster, Stephen

(1826.7.4--1864.1.13):アメリカを代表する作曲家。日本人にもなじみ深い曲が多く、例えば、
Oh! Susanna
Camptown Races
"Old Folks at Home" ("Swanee River")
Hard Times Come Again No More
My Old Kentucky Home
Old Black Joe
"Jeanie with the Light Brown Hair"
Beautiful Dreamer
などがある。ブルーグラスバンドでもよく演奏される。



[G]


George, Lawell

(1945.4.13--1979.6.29):
カリフォルニア州ハリウッド生まれ。Little Featの創設者。スライドギターの名手。

Graham, Davey:

(26 November 1940?15 December 2008):
1960年代の英国のフォークリバイバルにおいて最も影響力のあったギタリスト。Paul Simonの演奏で有名な"Anji"は彼の作である。(本来は"Angi"が正しい。またBert Janschもデビューアルバムでは"Angie"として収録している)また、"DADGAD"という変則チューニングを使用したことでも有名。

Graves, Josh:

(1928.9.27--2006.9.30)
"Uncle Josh"の愛称で知られるドグロ奏者。Cliff Carlisleの音を聞き、ドブロ演奏を志す。はじめは、Foggy Mountain Boysにベース奏者として加入。後にドブロ奏者としてFlatt & Scruggsに加入し、12年間在籍。その後Scruggs Revueに参加。また、スタジオワークとして、J.J.CaleやKris Kristoffersonなどの製作にかかわる。彼のドブロの演奏の特徴は、バンジョーの3フィンガーを元にしたロール中心のフレージングにあると言えるだろう。

1964 BLUEGRASS HITS JUST JOSHIN'
1965 UNCLE JOSH AND HIS DOBRO
1972 SOMETHING DIFFERENT - Kenny BAKER & Josh GRAVES
1974 ALONE AT LAST
1976 JOSH GRAVES - Josh GRAVE & Bobby SMITH
1976 MEETING AT THE CROSSROADS - Josh GRAVE & Bobby SMITH
1977 SAME OLD BLUES
1977 SMOKIN' BLUEGRASS - Josh GRAVE & Bobby SMITH
1979 SING AWAY THE PAIN
1980 KING OF THE DOBRO
1980 PLAYING IT SIMPLE
1984 LIVING LEGENDS - Josh GRAVES & Tut TAYLOR
1984 SOMETHING OLD SOMETHING NEW - Josh GRAVE & The JONES BROS.
1988 DAD THE DOBRO MAN - Josh GRAVES & Billy TROY
1988 REAL JOSH
1988 BLUEGRASS INSTRUMENTALS - Kenny BAKER & Josh GRAVES
1994 JOSH GRAVES SINGS CLASSIC COUNTRY
1995 LIVE IN PORT HURON MICHIGAN - Kenny BAKER & Josh GRAVES
1995 CHURCH IN THE WILDWOOD - Kenny BAKER & Josh GRAVES
1996 THE GRAVES SITUATION - Josh GRAVES with SONS and GRANSONS
1996 KING OF THE DOBRO
1998 JOSH GRAVES
2000 SULTAN OF SLIDE
2002 WORLD FAMOUS DOBRO
2002 MEMORIES OF FOGGY MOUNTAIN

Grisman, David:

(1945.3.23-)Even Dozen Jug BandやJerry GarciaのOld in the Way、Clarence White率いるMuleskinnerなどで活躍した。

1976 THE DAVID GRISMAN ROUNDER ALBUM
1977 THE DAVID GRISMAN QUINTET - E.M.D.
1979 HOT DAWG
1980 EARLY DAWG
1980 DAVID GRISMAN QUINTET
1981 MONDO MANDO
1983 DAWG JAZZ / DAWG GRASS
1983 MANDOLIN ABSTRACTIONS
1984 DAVID GRISMAN'S ACOUSTIC CHRISTMAS
1987 SVINGIN' WITH SVEND - DAVID GRISMAN QUINTET
1988 HOME IS WHERE THE HEART IS
1990 DAWG '90
1990 ACOUSTICITY
1991 JERRY GARCIA & DAVID GRISMAN
1993 COMMON CHORD - DAVID GRISMAN
1993 HE DAVID GRISMAN ROUNDER COMPACT DISC
1993 DAWGWOOD - DAVID GRISMAN QUINTET
1994 NOT FOR KIDS ONLY - JERRY GARCIA & DAVID GRISMAN
1994 TONE POEMS - DAVID GRISMAN & TONY RICE
1995 DAWGANOVA - DAVID GRISMAN QUINTET
1995 TONE POEMS 2 - DAVID GRISMAN & MARTIN TAYLOR
1996 DGQ-20 - THE DAVID GRISMAN QUINTET :
1996 CSHADY GROVE - JERRY GARCIA & DAVID GRISMAN
1997 DOC & DAWG - DOC WATSON & DAVID GRISMAN
1999 RETROGRASS - DAVID GRISMAN / JOHN HARTFORD / MIKE SEEGER
1999 DAWG DUO
2000 THE PIZZA TAPES - JERRY GARCIA, DAVID GRISMAN & TONY RICE
2000 TONE POEMS 3 - THE SOUNDS OF THE GREAT SLIDE & RESOPHONIC INSTRUMENTS - DAVID GRISMAN WITH BOB BROZMAN & MIKE AULDRIDGE 
2001 NEW RIVER - DAVID GRISMAN & DENNY ZEITLIN
2001 GRATEFUL DAWG - JERRY GARCIA & DAVID GRISMAN
2001 TRAVERSATA - DAVID GRISMAN / BEPPE GAMBETTA / CARLO AONZO
2002 DAWGNATION - DAVID GRISMAN QUINTET
2003 LIFE OF SORROW
2003 HOLD ON WE'RE STRUMMIN' - SAM BUSH & DAVID GRISMAN
2004 BEEN ALL AROUND THIS WORLD - JERRY GARCIA & DAVID GRISMAN
2006 NEW SHABBOS WALTZ - DAVID GRISMAN / ANDY STATMAN
2006 DGBX - THE DAVID GRISMAN BLUEGRASS EXPERIENCE
2006 DAWG'S GROOVE - DAVID GRISMAN QUINTET
2007 SATISFIED - JOHN SEBASTIAN & DAVID GRISMAN

Grossman, Stefan:

(1945.4.16--)
フィンガースタイルのアコースティックギタリスト。多くのギター教則レコードを作成している。古いカントリーブルースに関する研究家でもある。Even Dozen Jug Bandがスタート。何年か前には月刊誌「ギターマガジン」に毎月彼のギター講座が掲載されていたこともある。

[H]


Habanera:

(Habanera、まれにHavanera とも)は、特徴的なリズムを 備えたキューバの民俗舞曲およびその様式。キューバ音楽の最も古い大黒柱であり、世界 中に送り出された最初のキューバ舞曲である。強烈な二拍子に特徴があり、タンゴの源流の一つと言える。ビゼーの歌劇『カルメン』で使用されている曲が有名。

harmonic minor scale:


和声的短調。


hemiola:


Hornpipe:

17世紀から今日に至るまで、主にイギリスにおけるダンスの伴奏に見られる音楽形式。もともとは16世紀の帆船の船乗りが船の甲板でした踊りの音楽とも言われている。バロック音楽にも取り入れられ、HandelやPurcellもホーンパイプの曲を書いている。例えば、こちらを参照されたい。

[I]


ionian mode:


音の幅で言うと「全全半全全全半」となる。Cdur(ハ長調)の第1音の「ド」からはじめて「ド」で終わる音階。

[J]


Jackson, Shot:

(1920.9.4--1991.1.24)
ショット・ジャクソンは、戦後世代のすぐれたスティールギター、ドブロギター奏者の一人である。彼はソロアーティストでありセッションアーティストであると同時に、また楽器の設計者と製作家としての名声も獲得した。本名ハロルド・B・ジャクソンは1920年、9月4日にニューヨーク州ワシントン市生まれ。幼少の頃「バックショット Buckshot」というあだ名で呼ばれ、後に省略し、単に「ショット」と呼ばれるようになった。彼は幼い頃から音楽に関心を持ち、グランド・オール・オープリーの熱心なファンだった。とくにロイ・エイカフのスモーキー・マウンテン・ボーイズとそのドブロ・ブレーヤーのバッシュフル・ブラザー・オズワルドのファンだった。1941年、地方のラジオ局のバンドに加入し、1944年ナッシュビルに引っ越し、クジン・ウィルバー・ウェストブルックスのサポートメンバーとして加入する。徴兵を終え、ジャクソンはベイルズ・ブラザースとともに、スティールギターの演奏をはじめ、ロサンジェルスのラジオ局、KWKHのルイジアナ・ヘイライドの番組で演奏をするようになる。ベイルズ・ブラザースがこの番組をやめた後も、ジャクソンはKWKHに残り、そこで、ウェブ・パース、ジミー・オズボーン、レッド・ソヴィンなどと演奏、レコーディングした。1951年、彼はジョニーとジャックのテネシー・マウンテン・ボーイズに加入し、その後数年間、このグループのライブのほとんでドブロを弾き、スタジオセッションをこなした。彼は、ソロ活動のかたわら、キティー・ウェルズの初期の多くのヒット曲でも演奏をしている。

1957年、ジャクソンは、ロイ・エイカフのスモーキー・マウンテン・ボーイズでスティールギターを弾き、自らの夢を実現することになり、その後5年間、このグループにとどまることになる。彼はエイカフのグループに参加するかたわら、バディー・エモンズとともにスティールギターの会社、"Sho-Bud"を設立する。会社は成功し、忙しくなったジャクソンは、スモーキー・マウンテン・ボーイズを脱退した。それでも彼は精力的なミュージシャンであり、彼と同様かつてエイカフのもとを去りソロになったメルバ・モンゴメリーのためにとりわけ演奏した。モンゴメリーとの仕事(彼女のソロ作品や彼女とジョージ・ジョーンズとのデュエット作品など)に加え、ジャクソンは他の多くのアーティストのレコーディングに参加し、1962年には"Singing Strings of Steel Guitar and Dobro"という彼自身のソロLPを発表している。

1964年にジャクソンはエイカフと再び一緒にフルタイムで仕事をしたが、1965年7月、ジャクソン、エイカフ、ジュン・スターンズ全員が致命的な自動車事故により側道に投げ出されたときに、それは終わった。ジャクソンは、長期のリハビリ期間の後、妻のドナ・ダーレンとともに演奏を再開し、彼女はジャンボリーのボーカリストだった。そして、彼も1965年"Bluegrass Dobro"というソロ作品のレコードを発表する。彼の最後のギターである"Sho-Bro"という名の7弦リゾネーターギターは、短い期間ではあるが、ヒット商品となったので、再び音楽から身を引き、ビジネスに専念する。しかし、ときどきは演奏をし続け、多くの再結成コンサートやレコーディングのためにベイルズ・ブラザースに復帰した。また、何枚かのアルバムでロイ・クラーク・ファミリー・バンドに参加し、Hee Hawというテレビ番組に出演する。Baldwin-GretschがSho-Budを買収し、三年後ジャクソンは楽器修理の商売も売却した。引退するとすぐに、脳卒中を患い、彼は話しができなくなり、演奏もできなくなった。1986年彼は、スティールギター殿堂に選ばれ、その後数年間の闘病生活の後、1991年1月24日なくなった。



Jig:

ジグは、8分の6拍子または8分の9拍子の舞曲で、イギリスやアイルランドの民俗的な踊りの形式の一つである。とくに、8分の6拍子のものを「ダブル・ジグ」(double jig)、8分の9拍子のものを「スリップ・ジグ」(slip jig) と呼ぶ。本ブログで紹介したアイルランドの曲はダブルジグである。また、バッハに代表される古典組曲には、しばしば登場するリズムである。

Jug Band:

ジャグjugとは工業用の大きなガラス瓶のことを言う。ジャグを笛のように吹くとチューバのような音がし、これを楽器として使うことができる。このジャグを中心に、washboardやbanjo, mandolin, kazoo, washtub bassなどを中心にするバンド。

Joplin, Scott:

(1867--1917.4.1)アメリカの作曲家、ピアニスト。映画スティングで使用された「エンターテイナー」は有名。ラグタイムピアノの確立者。

[K]

Keith, Bill(1939.12.3--) :


五弦バンジョーの改革者の一人。それまでのスクラッグス流のスリーフィンガーロールとは異なる"melodic style"を確立した。

Kirby, Oswald() :


ブルーグラスの代表的ドブロ奏者の一人。

Korner, Alexis:



[L]

locrian mode:

音の幅で言うと「半全全半全全全」となる。フリージアンスケール第5音が減音したものと考えるとわかりやすい。Cdur(ハ長調)の第7音の「シ」からはじめて「シ」で終わる音階。ポピュラーではあまり聞くことはない音階。

Lomax, Alan():


longhair country:


Lydian mode:


音の幅で言うと「全全全半全半全」となる。メジャースケール第4音がシャープしたものと考えるとわかりやすい。Cdur(ハ長調)の第4音の「ファ」からはじめて「ファ」で終わる音階。

[M]



Melodic Minor Scale:



minstrel show:


ミンストレル・ショーminstrel showとは、顔を黒く塗った(Blackface)白人(特に南北戦争後には黒人)によって演じられた、踊りや音楽、寸劇などを交えた、アメリカ合衆国のエンターテインメントのこと。Thomas "Daddy" Rice(May 20, 1808 ? September 19, 1860)がケンタッキーで見たダンスを元に顔を黒く塗って、黒人奴隷に扮する芸を考案したのが1828年で、それがニューヨークで馬鹿受けしたのが1832年である。Riceは36年にブリテンで公演し、ロンドンの上流階級向けの劇場で大当たりを取る。その後1850年代から70年代にミンストレル・ショーは第二のピークを迎え、英国では主にセント・ジョームズ・ホールなどのいわゆる「ミュージック・ホール」で上演されていた。

[日本人とミンストレル]

mixolydian mode:


音の幅で言うと「全全半全全半全」となる。普通の長音階の第7音がフラットしたと考えるとわかりやすいと思う。Cdur(ハ長調)の第5音の「ソ」からはじめて「ソ」で終わる音階。

Monroe, Bill:

(1911.9.13--1996.9.9)
Bluegrass生みの親として知られる人物。Bill Monoeのバンド"Bluegrass Boys"からブルーグラスという名称は生まれた。はじめは兄のCharlie Monroeとともに"Monroe Brothers"を34年に結成し、活躍した。その後、39年にBluegrass Boysを結成する。最初に録音した彼らの有名曲"Mule Skinner Blues"は意外なことにBillはギターを弾き、マンドリンはClyde Moodieが担当。46年の録音では、Lester Flatt, Earle Scruggsが参加。

morris danse:


モリス・ダンスは遠い昔からイングランドの男性に引き継がれてきた儀礼的な舞踊。地方では、「モリス」という言葉を「ママー」(無言劇の役者)、「剣」「モリス・ダンス」の三通りの意味で使う。同じもリス・ダンスでも、イングランド北西部とコッツウォルズでは形式が異なる。元来は春に踊られるのが恒だったが、今では季節を問わないものになっている。

[N]


Nitty Gritty Dirt Band:

1966年にカリフォルニアで結成されたアメリカのフォークロックバンド。Jerry Jeff Walkerの"Mr. Bojangles"のカバーがヒットして、一躍有名になる。息の長いバンドであり、メンバーの入れ替えは激しく、Jackson Browneもオリジナルメンバーに名を連ねていた。代表作としては次のようなものがある。
*Uncle Charlie & His Dog Teddy(1970)
All the Good Times(1971)

Will the Circle Be Unbroken(1972)

[O]

old time:


[P]

Phillips, Stacy:


phrygian mode:


音の幅で言うと「半全全全半全全」となる。Cdur(ハ長調)の第3音の「ミ」からはじめて「ミ」で終わるような音階。フラメンコギターの曲などでよく聞かれる音階。「ジプシースケール」と呼ばれることもある。代表曲としては、Chick Coreaの"Spain"など。

polka:


19世紀後半に流行した2/4拍子の活発な舞曲。各小節の第三番目の八分音符が強調される。名称は、チェコ語のpoksk(ポーランド娘)に由来するといわれる。起源は不明だが、1837年にプラハに現れて以来、すぐに世界中に広まり、舞踏会やダンスホールに欠かせない音楽になった。44年にはロンドンに上陸する。シュトラウス父子にポルカの曲がある。

[Q]


[R]

<



rag time:



Rice, Tony:

(1951.6.8--)
70年代のブルーグラス界を代表するギタリスト。グリスマンの”ドーグ”に参加したこともある。既存のブルーグラスのスタイルを継承しながらも、新しいタイプのスタイルを作り出した。

Rifkin, Joshua:

(19444.22--)NY生まれ。ピアニストであり、音楽研究家。とくにラグタイムピアノに関するプレイは有名で、代表作は70年代に発表したScott Joplinの作品をまとめた三枚のレコードだろう。言及されることは少ないがEven Dozen Jug Bandにも参加していた。

Ritchie, Jean:

(1922.12.8--)
ケンタッキー州出身。ダルシマーを幼いころから弾き、アパラチア山岳地帯に伝わるイギリスのバラッドの採譜に専念する。52年には、イングランド、アイルランド、スコットランドに取材に行く。59年にNewport Folk Festivalに出演。

[S]


Scottish Lament:


Scruggs, Earl:


スクラッグスは、標準的なバンジョーの奏法、スリーフィンガースタイルを確立した。もともとはオールドタイムの奏法をしていたが、いつのまにかスリーフィンガーができるようになったと言われている。

Sharp, Cecil:

(1859--1924)
20世紀初頭にイギリスのフォーク・ソングとダンスの研究を始め、以後20年の間に5000曲以上の歌と踊り(その内の1700曲はアパラチア民謡)を採集した。1929年、ロンドンのカムデンタウンにその業績を記念してセシル・シャープ・ハウスが建設された。

skiffle:

ウォッシュボード、バケツベース(英国では茶箱ベース)、ジャグ、バンジョー、ギター、カズー、シガーボックス・フィドルなどが主に使用される。楽器編成についてはジャグバンドと似ていると言える。アメリカでは20世紀初頭に流行し、英国ではRonnie Doneganが仕掛け人となり、1950年代にリバイバルする。また、ジョン・レノンが在籍していたことで有名なThe Quarrymenはskiffle bandであった。

Slide Guitar:


ボトルネック奏法とも言う。ギターの奏法のひとつで、バーで弦を押さえて引く奏法である。所謂ドブロギターやスチールギターと似ているが、ギター本体を寝かせるのではなく、抱えて弾くことに特徴があると言えるだろう。起源については、ある説によれば、19世紀ハワイのミュージシャンが巡業でアコースティックのスチールギターを弾いていたのを黒人が見てまねたのではということである。また、アパラチアの古い白人音楽で使用されていたマウンテン・ダルシマーもバーを弦上でスライドさせて弾くことを考えると、ダルシマーがルーツだという見方も可能である。さらに、ブルースマンの中には空き缶に棒切れをくっつけて針金を張った自作の楽器、「ワンストリングギター」で演奏するものがいた。この素朴なワンストリングギターはフレットがないので、硬い材質のバーを当てないことには音程を変化させることができない。そのためワンストリングギターは必然的にボトルネック奏法になる。これがスライドギターの有力なルーツだというのが中村とうよう氏の意見だ。

strathspey:


[T]



tex mex:

テキサス州のメキシコ国境で生まれた音楽で、ドイツ系のポルカやワルツのリズムとメキシコ系移民の音楽が融合した軽快な音楽。伴奏にはバホ・セストという12弦ギターが使用される。Steve Jordan, Flaco Jimenezなどが有名。Flaco Jimenezはライ・クーダーとも競演しているので、ロックファンにはよく知られている。

three finger style:


Banjoの代表的奏法のひとつ。文字通り、三本の指を使う。特に"roll"と呼ばれる弾き方に特徴がある。"double thumbing"はベース音を強調するフォークギタースリーフィンガー奏法と似ているが、rollは似ていない。


Taylor, Tut:

ドブロ奏者

[U]


[V]


[W]


Waronker, Lenny :


Watson, Doc:

(19233.2--)
北カロライナ州出身。フォークヒーローのひとり。"Black Mountain Rag"の速弾きは有名。古いトラッドなフィドルチューンからスタンダードジャズ、そしてコンテンポラリーな楽曲まで弾きこなす。バンジョーも弾く。息子さんのMerleとの共演もある。代表作としては次のようなものがある
The Elementary Doctor Watson!(1972)
Then and Now(1973)
Memories(1975)
Doc and the Boys(1976)


whole tone scale:


全音音階。文字通り、全音からなる音階。音の幅で言うと「全全全全全全」となる。半音がないため、メージャースケールより音数が一つ少ない。ドビュッシーのピアノ曲で聞くことができる。あるいは「鉄腕アトム」のイントロなど。augmentのコードに合うが、かなり特殊な音階と思われる。

Wooten, Gene:

ドブロ奏者

Work, Henry Clay:

(1832.10.2--1884.6.8)
アメリカの作曲家。23才までシカゴで楽譜の印刷工として働く。働きながらピアノなど一切使わず、頭の中で作曲していたと言われている。急進的な奴隷反対論者であった。代表作としては次の曲がある。
"Marching Through Georgia" (1865)
"My Grandfather's Clock"(1876)

[X]

[Y]


[Z]


zedeco:

ケイジャン音楽を黒人が発展させた音楽。カリブ海のリズム、リズム&ブルース、ロックンロールなどの影響が目立つ。

参考文献



・油井正一『ジャズ-ベスト・レコード・コレクション』新潮文庫、1987年



・鈴木カツ『クラシック・カントリー&フォークを創った180人』プリズム社、2008年



・原さとし『黒船音楽探検新聞』2011年



・茂木健『バラッドの世界-ブリティッシュ・トラッドの系譜』春秋社、1996年



・「特集 スライド・ギターの魔法」『レコード・コレクターズ1994年7月号』ミュージックマガジン社、1994年


・渡辺芳也「こんなに面白いアコーディオン」『ムジカノーヴァ2000年8月号』音楽之友社、2000年 



・James O'Neil, Francis O'Neil(ed.)(1998), O'Neill's Music of Ireland, Mel Bay Pubns



・R.V.Williams, A.L.Loyd(2009), English Folk Songs, Penguin Classics



・Tony Trischka, Bill Keith(1978), Bill Keith / Banjo, Oak Publications



・Fairport Convention, "Liege & Lief"のライナーノーツ。(訳:若月眞人、狩野ハイディ)