2018/12/28

⚫︎突発性難聴4

結局、入院することになってしまった。1カ月すぎると改善の見込みがなくなるので、できる限りのことをしておこうという判断である。治療法は、高濃度酸素治療とステロイド点滴が主である。私は比較的軽度の症状で済んでいるが、重い人は鼓室内、つまり鼓膜の内側、内耳にステロイドを直接注入するらしい。ステロイドは一気に血圧が上がるので頭痛もする。私は当初ステロイドによる頭痛を突発性難聴の症状だと思ってしまい、大変厄介な病気になったと思ったりした。今のところ耳鳴りはしないし、聴覚過敏のように、特定の種類の音が響くといったことも少なくなったので、おそらく31日には退院できるだろう。
それにしても大変な病気だ。大変なわりには知られていないと思う。この病気の闘病日記を幾つも読んだが、みんなたいへんな不安の中、苦労をされている。それは病院探しのことだったり、退院後の後遺症のことだったり、仕事や家族との関係など様々である。なによりネックになるのが早期治療が重要だということである。1カ月が過ぎると聴力は固定するのであれば、どうしても焦る。

2018/12/22

●突発性難聴3

3度目の聴力検査、ほぼ正常値になりました。ある周波数では右耳よりも良い値が出たようです。よかった。しかし、偏頭痛、耳の詰まり感、食器やジェット機の音など特定の音が反響するなどの症状がおさまらず、後遺症として残るのではないかと危惧しています。この種の検査に引っかからない要因については概して医者は冷淡で「気のせい」と片づけられることが多いようです。根絶できるに越したことはないですが、それらを気にしないという方向で乗り越えられている人もいます。何か好きなことに没頭しているときはたしかに苦痛を忘れることはできるような気がします。

●突発性難聴2

ステロイド剤を1週間服用したけれど、検査の結果改善はほぼみられませんでした。ただ、数年前の古いカルテが出てきて、そのときの聴力と比較して、それほど重篤ではなく、難聴としては比較的軽度ということなのでやや安心しました。加齢の影響もあるので、多少の聴力低下については考えないことにしました。ただし、音が割れて聞こえたり、耳が詰まった感じがひどいので、何とか完治したいと思います。今日から、ステロイド薬の量が増え、別の種類の薬も服用することになり、今は新しい薬に期待するしかありません。また、他の病気、蝸牛型メニエール病、耳管開放症、外リンパ瘻(ろう)、急性低音性難聴などほかの病気である可能性はないか、確認したいところです。

2018/12/14

●突発性難聴1

一週間前から急に耳の聞こえが悪くなり、一昨日耳鼻科に行ったところ、「突発性難聴」と診断されました。突発性難聴は現在のところ原因が不明な難病として知られています。その名前のとおり、ある日、ある時突然耳の聞こえなくなり、ひどい耳鳴りや詰まった感じに襲われ、場合によってはめまいがすることもあります。数年前、某有名人気歌手が自ら突発性難聴であることを公表したので、この病気のことをご存知の方は多いと思います。私は現在ステロイド剤を服用して療養しており、来週検査をすることになっています。この病気になって以前と同じ聴力まで回復できる人はおよそ3人中1人、以前よりも聴力が落ちる人が3人に1人、まったく聞こえなくなる人が3人中1人ということです。聞こえが悪くなった時点から48時間の間に病院に行けば、かなりの確率で完治するようですが、1か月をすぎると回復の見込みはかなり減るようなので、とにかく早めの対処が大切のようです。
いまのところ、どの程度私の耳が回復するかは不明であり、心理的にかなり不安を覚えています。急に耳が聞こえなくなった、耳鳴りしか聞こえないという理由で、ネットで検索してこのブログを読んでいるという人は、仕事も家事も投げ出して、耳鼻科に直行することを強くお勧めします。