結局、入院することになってしまった。1カ月すぎると改善の見込みがなくなるので、できる限りのことをしておこうという判断である。治療法は、高濃度酸素治療とステロイド点滴が主である。私は比較的軽度の症状で済んでいるが、重い人は鼓室内、つまり鼓膜の内側、内耳にステロイドを直接注入するらしい。ステロイドは一気に血圧が上がるので頭痛もする。私は当初ステロイドによる頭痛を突発性難聴の症状だと思ってしまい、大変厄介な病気になったと思ったりした。今のところ耳鳴りはしないし、聴覚過敏のように、特定の種類の音が響くといったことも少なくなったので、おそらく31日には退院できるだろう。
それにしても大変な病気だ。大変なわりには知られていないと思う。この病気の闘病日記を幾つも読んだが、みんなたいへんな不安の中、苦労をされている。それは病院探しのことだったり、退院後の後遺症のことだったり、仕事や家族との関係など様々である。なによりネックになるのが早期治療が重要だということである。1カ月が過ぎると聴力は固定するのであれば、どうしても焦る。
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